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上田悠理の気になるアノ人に会ってきた┃ウォーキングアプリ・岡部大地氏

Health 2.0 Asia – Japan統括ディレクターの上田悠理です。前回連載「HIMSS18に行ってきた」に引き続き、新連載「上田悠理の気になるアノ人に会ってきた」をやらせて頂けることになりました!これもひとえに皆様のクリック&シェアのおかげです!!(露骨(笑))

こちらでは、ヘルステック界隈の人に会いに行って、おしゃべりした内容などをお届けいたします。初回は、ジャパンヘルスケア・岡部大地先生が、歩き方が綺麗に改善するウォーキングアプリを開発中ということで、リリース前に体験しに行った内容をお伝えします。

スマートヒール開発、ジャパンヘルスケア・岡部大地氏のところへ行ってきた

記念すべき第1回は、医師仲間(岡部先生は医師7年目の足病医)で、ジャパンヘルスケアの代表でもある岡部大地先生。
歩き方をモニターするスマートヒールを開発し、昨年の「Health 2.0 Asia – Japan 2017」ピッチコンテストのファイナリストとして、ハイヒール姿で登壇された雄姿は記憶に残っております。

Health 2.0 Asia - Japan 2017のピッチコンテストでスマートヒールを装着し、デモする岡部氏

そんな岡部先生の現在の課題はアプリ開発。歩き方をキレイに整えることで、見た目に美しくなるだけではなく、高齢になってから問題になる腰や膝の痛みを若いうちから予防するためのソリューションを作られています。

そんなわけで・・・
ジャパンヘルスケア・岡部先生が仕掛ける、日本初!「歩き方改善アプリ」で、キレイに歩けるようにしてもらいました!!
      
      

日本初「歩き方改善アプリ」を一足先に初体験!

きっかけは岡部先生のFacebook投稿、「ウォーキングアプリを体験しませんか」に食いついたこと。最新のアプリが体験できるなんて、やるしかない!というわけで、歩き方をきれいにするアプリを体験させて頂きました。

ウォーキングアプリを体験する上田悠理

やり方はとってもシンプルで、アプリ内の1レッスン3分の音声を聴きながら実際に歩くだけ。レッスンには色々カテゴリーがあって、「美脚」「美尻」「美姿勢」・・・女子のキラーワードですね!そんな女子に嬉しいレッスンを、理学療法のアプローチでお手軽に受けられるわけです。内容も、いわゆるウォーキングレッスンさながらで、少しずつ、でも確実に「キレイに歩く」を実感できます(昔ウォーキングレッスンを受けていたことがあるのですが、そのトレーナーさんが言っていたことほぼそのままで驚きました)。サービスの公開は秋頃を予定しているとのことで、正式ローンチが楽しみです!
      
          

すごいバイタリティのDoctorepreneur(医師起業家)・岡部大地氏

現在、青山スタートアップアクセラレーションセンター(ASAC)にオフィスをお持ちの岡部先生。エンジニアさんやデザイナーさんは基本的に業務委託で、業務の大部分をお一人でこなしていらっしゃるそう。しかも、平日は病院で足病医の修行もされているとか。(非常勤バイトではなく、修行ですよ!ストイック!!)

そんな岡部先生のテーマは、「歩き方が変われば、人生が変わる!」。20歳までは足がどんどん変形するので、若いうちから歩き方を正しくすることは、高齢になってからの疼痛コントロールに効果があるそう。膝や腰が痛くてスポーツや旅行をあきらめる人を減らしたい。そんな思いをもってサービスを開発しているアツい漢なのです。将来的には、運動器健診(今は小学生のみだが、将来的には成人健診にも導入すべき、とも)に歩き方チェックを入れたいという野望も聞かせて下さいました。

笑顔の岡部氏
      
      

IoT・スマートヒールからウォーキングアプリへの転換

もう一つ話題になったのは、スマートヒールというデバイスからアプリというソフトに事業を転換された理由。やはり、スタートアップにとってモノづくりはハードルが高いですよね。開発に時間がかかるし、在庫を抱えてしまうリスクもある。

比較的、日本のヘルステック系スタートアップはモノを作るのが好きだという印象があったのですが、近年この傾向も変化しつつあるようです。(ただ、デバイスへの熱は変わらずあるようですが)

因みに、今回の歩き方改善アプリは、今のところアプリ購入時に課金するモデルを考えているそう。コンテンツが増えたらtoC向けの広告やサブスクリプションモデルでもマネタイズが可能ですね。運動器健診として採用されれば自治体や健保組合に導入も可能ですが、こちらはいかに公的機関を動かすかが課題になります。(ここは、現在他のサービスも悩んでいるところ)

岡部氏が開発した新しいウォーキングアプリのイメージ写真

今後の展開が楽しみな「歩き方改善アプリ」。ヘルスケアよりもビューティー寄りのマーケティングもありなのではないかな、と思ったりもしています。例えばモデルに憧れる中高生の必需品アプリのポジションを取る、のような(これは上田の妄想です)。ヘルスケア系の事業ってマジメ一辺倒に偏りがちですが、ちょっとした遊びがマネタイズの突破点の一つになるのかもしれないな、なんて感じたのでした!

さて、今回は「ジャパンヘルスケアの岡部大地先生に会ってきた」をお届けしました。次回も気になるアノ人とのおしゃべりから、最近のトレンドを考えていけたら良いなと思います。

【関連記事】岡部大地氏へのインタビュー
美脚を目指せば、健康になれる。予防に人生をかける若手医師が「スマートヒール」を開発する理由
          
   


イベント告知

岡部大地さんもピッチコンテストに出場した、世界最大規模のヘルステック・カンファレンス「Health 2.0 Asia – Japan」。開催4回目となる「Health 2.0 Asia – Japan 2018」を12/4,5に開催します!

~8/26まで早期割引で参加料がお得です。まずは公式サイトで詳細をチェック!

Health 2.0 Asia – Japan 2018
<「Health 2.0 Asia – Japan 2018」公式サイト>

上田 悠理Yuuri Ueda

医師/メドピア株式会社 Health 2.0 Asia – Japan 統括ディレクター

早稲田大学法学部を卒業後、岡山大学医学部に編入し医師免許を取得。形成外科・訪問診療医として、在宅高齢者の褥瘡管理に携わる。臨床を継続する傍ら、2017年4月よりメドピアが主催するHealth 2.0 Asia – Japan統括ディレクターに就任。臨床現場で感じるニーズと、テクノロジーで可能なこととの間に大きな隔たりを感じており、この壁を破壊するべく、ヘルステック領域のカンファレンスHealth 2.0 Asia – Japanの統括を中心に活動している。
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